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- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)に作用してNO-sGC-cGMP経路を活性化させる初の慢性心不全治療薬です。
- 一酸化窒素(NO)受容体であるsGCを直接刺激する作用と内因性NOに対するsGCの感受性を高める作用の2つの作用機序により、環状グアノシン一リン酸(cGMP)の産生を増加させ、cGMPシグナル経路を活性化して慢性心不全の進行を抑制します。
- 1日1回投与が可能な経口剤です。
- 心不全増悪の既往を有する左室駆出率の低下した慢性心不全(慢性HFrEF)患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(VICTORIA)において、プラセボに対し、主要評価項目である心血管死又は心不全による初回入院の複合エンドポイントの発現リスクを有意に低下させました(ハザード比 0.90[95%信頼区間(confidence interval:CI):0.82~0.98、Cox比例ハザードモデル]、p=0.019、Log-rank検定)。
- [副作用]
重大な副作用は低血圧(7.4%)です。
その他の副作用は浮動性めまい(1~10%未満)、頭痛、消化不良、胃食道逆流性疾患、悪心、嘔吐(1%未満)、貧血(頻度不明)です。
詳細については、添付文書の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。